ミラーレスカメラ

Canon EOS R50とEOS R10を徹底比較。おすすめはどっち?

Canon EOS R50とEOS R10を徹底比較。おすすめはどっち?

キヤノンのEOS R50(2023年3月17日発売)はエントリークラスの新しいミラーレスカメラです。

いっぽうのEOS R10は2022年7月28日に発売されたミドルクラスのスタンダードモデル。

両者はいずれも初心者向けモデルですが、クラス以外に何が違って、どっちを買うべきなのでしょうか?

ミドルクラス EOS R10のほうがイイに決まってるでしょ!?

りん
はまかぜ

まあまあ、そうとも限らないのが面白いところさ。

そこで今回はミラーレスカメラ歴7年の筆者が、Canon EOS R50とEOS R10を徹底比較してどっちがおすすめかをお伝えします。

はまかぜ

この記事を読めば、あなたにピッタリなカメラがわかりますよ。

この記事はこんな人におすすめ

  • ミラーレスカメラ初心者
  • EOS R50とEOS R10の購入で迷っている人

この記事の結論

EOS R50とEOS R10のおもな違いは以下のとおりです。

項目内容
ボディーカラーEOS R50はブラック以外にホワイトもある
サイズと重さEOS R50のほうが小さくて軽く取り回しがよい
シャッター速度と連続撮影速度EOS R10のほうがやや速い
連続撮影可能枚数EOS R10のほうが圧倒的に速い
動画撮影EOS R10のほうがなめらかな4K動画を撮れる
対応SDカードEOS R10はより高速なSDカードにも対応
価格EOS R50のほうが安い
EOS R50とEOS R10のおもな違い

EOS R50がおすすめな人

  • ミラーレスカメラ初心者
  • コストをおさえつつ最新機種を使いたい
  • 小さくて軽い、気軽に持ち運べるカメラがほしい
  • ポートレートや風景写真などをメインで撮る

EOS R10がおすすめな人

  • すでにエントリークラスのカメラを持っている
  • 高機能・高性能なカメラなら値段は気にしない
  • 多少大きく重くて取り回しが悪くてもよい
  • 子どもや愛するペットの決定的瞬間を見逃さずベストショットを撮りたい

この記事を読んでわかること

  • EOS R50とEOS R10の共通点と相違点
  • EOS R50とEOS R10はそれぞれどんな人におすすめか

EOS R50(エントリークラスの最新機種)

EOS R10(ミドルクラスのスタンダードモデル)

Canon EOS R50とEOS R10の総合比較表

Canon EOS R50とEOS R10の総合比較表
出典:キヤノン

Canon EOS R50とEOS R10の主要項目を表にして比較しました。

EOS R50EOS R10
クラスエントリークラスミドルクラス
デザインやや丸みがあるやや丸みがある
カラーホワイト・ブラックブラック
サイズ小さい
約116.3(幅)×85.5(高さ)×68.8(奥行)mm
大きい
約122.5(幅)×87.8(高さ)×83.4(奥行)mm
重さ軽い(約375g、ブラックの場合)重い(約429g)
センサーCMOSセンサー(APS-Cサイズ)CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
有効画素数約2,420万画素約2,420万画素
映像エンジンDIGIC XDIGIC X
オートフォーカスデュアルピクセルCMOS AF IIデュアルピクセルCMOS AF II
シャッター方式電子先幕、電子シャッターメカシャッター、電子先幕、電子シャッター
シャッター速度遅い(最短1/8000秒)速い(最短1/16000秒)
連続撮影速度遅い(最高約15コマ/秒)速い(最高約23コマ/秒)
連続撮影可能枚数少ない(JPEGラージ:約42枚ほか)多い(JPEGラージ/ファイン:約460枚ほか)
動画撮影4K30p動画
レビュー用動画モード搭載など多機能化
4K60pクロップ動画
ノイズ低減用マイク内蔵
レンズマウントRFマウントRFマウント
対応レンズRF-Sレンズ
RFレンズ
RF-Sレンズ
RFレンズ
液晶モニターワイド3.0型(3:2)/約162万ドットワイド3.0型(3:2)/約104万ドット
使用バッテリーLP-E17(1040mAh)LP-E17(1040mAh)
本体起動時間約0.4秒約0.4秒
対応メモリーカードSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)SD/SDHC/SDXC(UHS-I,UHS-II対応
インターフェース映像/音声出力・デジタル端子(Hi-Speed USB2.0)
USB Type-C
HDMI出力端子
Φ3.5mmステレオミニジャック対応
映像/音声出力・デジタル端子(Hi-Speed USB2.0)
USB Type-C
HDMI出力端子
Φ3.5mmステレオミニジャック対応
通信機能Wifi(IEEE 802.11b/g/n)
Bluetooth 4.2
Wifi(IEEE 802.11b/g/n)
Bluetooth 4.2
価格安い(約12万円~)高い(約13万円~)
発売日2023年3月17日2022年7月28日
Canon EOS R50とEOS R10の総合比較表

項目によって大きな差があるわね。

りん
はまかぜ

これからくわしく解説していくよ。

外観・デザインの比較

Canon EOS R50とEOS R10の外観・デザインの比較
出典:キヤノン

外観・デザインの比較を以下の2つの項目にわけて解説します。

※各項目をクリックかタップするとくわしい内容に飛べます。

デザイン・カラー・材質の比較

デザイン・カラー・材質を比較しました。

結論:デザインは似ているが材質はやや異なり、ボディーカラーはEOS R50のみホワイト色もある。

EOS R50EOS R10
デザインやや丸みを帯びているやや丸みを帯びている
カラーホワイト・ブラックの2色ブラックのみ
外装材質ガラス繊維入りポリカーボネイト樹脂ポリカーボネイト樹脂
デザイン・カラー・材質の比較表

材質は実機で比較したいわね。

りん

EOS R50のデザイン

EOS R50はやや丸みを帯びたデザインが特徴的で、親しみやすさがあります。

EOS R50の外観・デザイン
出典:キヤノン

EOS R10のデザイン

EOS R10もやや丸みを帯びたデザインで、カラーはブラックのみです。

EOS R10の外観・デザイン
出典:キヤノン

横から見るとEOS R50よりもかなり肉厚ね。

りん
はまかぜ

ボタンやダイヤルも多いよ。

サイズ・重さの比較

EOS R50とEOS R10は、サイズや重量に差があります。

結論:EOS R50の方が小さくて軽い。

EOS R50EOS R10
サイズ約116.3(幅)×85.5(高さ)×68.8(奥行)mm(CIPA準拠)約122.5(幅)×87.8(高さ)×83.4(奥行)mm(CIPA準拠)
重さ[ブラック]約328g(本体のみ)
約375g(バッテリー、メモリーカードを含む)
[ホワイト]約329g(本体のみ)
約376g(バッテリー、メモリーカードを含む)
[ブラック]約382g(本体のみ)
約429g(バッテリー、メモリーカードを含む)
サイズ・重さの比較表

EOS R50のほうがひと回り小さくて50g以上軽いのね。

りん
はまかぜ

サッと出してパッと撮れるのがうれしいポイント。

撮影機能の比較

Canon EOS R50とEOS R10の撮影機能の比較
出典:キヤノン

撮影機能の比較を以下の6つの項目にわけて解説します。

センサー・画素数・映像エンジンの比較

センサー・画素数・映像エンジン・セルフクリーニングセンサーユニットの違いを比較しました。

結論:EOS R10にはセルフクリーニングセンサーユニットが搭載されているが、EOS R50にはない。

EOS R50EOS R10
センサーCMOSセンサー(APS-Cサイズ)CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
有効画素数約2420万画素約2420万画素
映像エンジンDIGIC XDIGIC X
セルフクリーニングセンサーユニット-
センサー・画素数・映像エンジンの比較表

EOS R50とEOS R10の大きな違いはセルフクリーニングセンサーユニットの有無です。

セルフ クリーニング センサー ユニット:撮像素子の前面(ローパスフィルター)に付いたゴミを自動的に取り除く、超音波振動ユニット。

EOS R10のほうがお手入れがラクってことね。

りん

EOS R50は市販のブロアーを使用して、手作業で撮像素子の清掃を行いましょう。

くわしくは【ミラーレスカメラ】EOS R50と一緒に買いたいおすすめアクセサリー6選をご覧ください。

あわせて読みたい

オートフォーカスの比較

オートフォーカス(以下AF)の違いを比較しました。

結論:AFフレーム選択操作はEOS R10のほうが選択肢多い。EOS R50のみAIフォーカスAFに対応。

EOS R50EOS R10
フォーカス方式デュアルピクセルCMOS AF IIデュアルピクセルCMOS AF II
測距点最大4503ポジション最大4503ポジション
AFフレーム選択スポット1点AF
1点AF
領域拡大AF(上下左右)
領域拡大AF(周囲)
フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3)
全域AF
スポット1点AF
1点AF
領域拡大AF(上下左右)
領域拡大AF(周囲)
フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3)
全域AF
AFフレーム選択操作AFフレーム選択ボタン、タッチパネルマルチコントローラー、メインダイヤル、サブ電子ダイヤル、AFフレーム選択ボタン、タッチパネル
輝度範囲EV-4~20(F1.2・中央測距点・常温・ISO100・ワンショットAF)EV-4~20(F1.2・中央測距点・常温・ISO100・ワンショットAF)
フォーカス動作ワンショットAF、AIフォーカスAF、サーボAF、手動(MF)ワンショットAF、サーボAF、手動(MF)
オートフォーカスの比較表

両者はAFフレーム選択操作に大きな違いがあります。

EOS R10にはEOS R50でも使えるAFフレーム選択ボタンとタッチパネル以外に、

  • マルチコントローラー
  • メインダイヤル
  • サブ電子ダイヤル

でもAFフレーム選択操作ができます。

EOS R10のマルチコントローラー、メインダイヤル、サブ電子ダイヤルでAFフレーム選択操作可能
出典:キヤノン

いっぽうEOS R50では被写体検出に「AIによる自動モード」を搭載し、楽にAFできるようになっています。

EOS R50のAIフォーカスAF(AIによるオートフォーカス動作の自動切り替え)
出典:キヤノン

ディープラーニングを元に開発した被写体検出アルゴリズム「EOS iTR AF X」により、画面内に入ったものが被写体かどうかを判断。特に人物、動物、乗り物に対して、高精度な検出・追従性能を発揮します。EOS R50はそれらの特徴から被写体を自動的に検出し分ける「自動」モードを搭載しました。

※ Intelligent Tracking and Recognition

出典:キヤノン

シャッター方式と速度の比較

シャッター方式とシャッター速度の違いを比較しました。

結論:EOS R10にはメカシャッターもあり、シャッター速度が速い。

EOS R50EOS R10
シャッター方式電子先幕、電子シャッターメカシャッター、電子先幕、電子シャッター
シャッター速度[静止画撮影]
電子先幕設定時:1/4000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ
電子シャッター設定時:1/8000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ
[動画撮影]
動画自動露出:1/4000~1/25秒
動画マニュアル露出:1/4000~1/8秒
[静止画撮影]
メカシャッター/電子先幕設定時:1/4000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ
電子シャッター設定時:1/16000〜30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ
[動画撮影]
動画自動露出:1/4000~1/25秒
動画マニュアル露出:1/4000~1/8秒
ストロボ同調最高シャッター速度電子先幕:1/250秒メカシャッター:1/200秒
電子先幕:1/250秒
シャッター速度の比較表

EOS R10はメカシャッターに対応しており、シャッター速度が最高1/16000秒まで対応。

はまかぜ

EOS R50より高速な被写体の撮影にも対応できます。

連写機能の比較

連写速度や連写枚数を比較しました。

結論:EOS R10の方が高速かつたくさんの写真を撮影できる。

EOS R50EOS R10
連続撮影速度高速連続撮影+:最高約12コマ/秒(電子先幕)、最高約15コマ/秒(電子シャッター)
高速連続撮影:最高約7.6コマ/秒(電子先幕)、最高約15コマ/秒(電子シャッター)
低速連続撮影:最高約3.0コマ/秒(電子先幕)、最高約5.0コマ/秒(電子シャッター)
高速連続撮影+:最高約15コマ/秒(メカシャッター、電子先幕)、最高約23コマ/秒(電子シャッター)
高速連続撮影:最高約7.7コマ/秒(電子先幕)、最高約6.3コマ/秒(メカシャッター)、最高約15コマ/秒(電子シャッター)
低速連続撮影:最高約3.0コマ/秒(メカシャッター、電子先幕、電子シャッター)
連続撮影可能枚数JPEGラージ:約42枚
RAW:約7枚
RAW+JPEGラージ:約7枚
※UHS-I対応 32GB SDカードを使用し、試験基準(電子先幕時、ワンショットAF、高速連続撮影+、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード)で測定
JPEGラージ/ファイン:約460枚(約231枚)
RAW:約29枚(約21枚)
RAW+JPEGラージ/ファイン:約23枚(約21枚)

※当社試験基準SDカード(高速:UHS-II対応 32GB)を使用し、当社試験基準(ワンショットAF、高速連続撮影+、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード)で測定
※( )内の数値は、当社試験基準SDカード(標準:UHS-I対応 32GB)使用時の枚数
※メカシャッター、電子先幕時
連写機能の比較表

EOS R10の方が高速かつ多くの写真を撮影できるので、ベストショットを逃しません。

ミドルクラス EOS R10の圧勝ね。

りん
はまかぜ

EOS R10は高速なUHS-II対応SDカードが使えるからさ。

EOS R50はUHS-Iしか使えないのが残念だわ。

りん

動画撮影機能の比較

動画の記録サイズやビットレート(1秒あたりのデータ量)、フォーカス方式などを比較しました。

結論:EOS R10はよりなめらかな動画を撮影でき、EOS R50は便利な機能を多く使える。

EOS R50EOS R10
記録サイズ:フレームレート3840×2160(4K UHD):29.97/25.00/23.98p
1920×1080(Full HD):119.88/100.00/59.94/50.00/29.97/25.00/23.98p
※119.88/100.00pはハイフレームレート動画
3840×2160(4K UHD):29.97/25.00/23.98p
3840×2160(4K UHD Crop):59.94/50.00p
1920×1080(Full HD):119.88/100.00/59.94/50.00/29.97/25.00/23.98p
※119.88/100.00pはハイフレームレート動画
ビットレート(ファイルサイズ)[HDR PQ:OFF] 
4K UHD(29.97p/25.00p/23.98p)IPB標準:約120Mbps、IPB軽量:約60Mbps
Full HD (119.88p/100.00p)/IPB標準:約120Mbps、IPB軽量:約70Mbps
Full HD(59.94p/50.00p)/IPB標準:約60Mbps、IPB軽量:約35Mbps
Full HD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約30Mbps、IPB軽量:約12Mbps
タイムラプス動画/ALL-I/Full HD:約90Mbps
[HDR PQ:ON]
4K UHD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約170Mbps、IPB軽量:約85Mbps
Full HD(119.88p/100.00p)/IPB標準:約180Mbps、IPB軽量:約100Mbps ※ハイフレームレート動画
Full HD(59.94p/50.00p)/IPB標準:約90Mbps、IPB軽量:約50Mbps
Full HD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約45Mbps、IPB軽量:約28Mbps
タイムラプス動画/ALL-I/Full HD:約135Mbps
[HDR PQ:OFF]
4K UHD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約120Mbps、IPB軽量:約60Mbps
4K UHD Crop(59.94p/50.00p)/IPB標準:約230Mbps、IPB軽量:約120Mbps
Full HD(119.88p/100.00p)/IPB標準:約120Mbps、IPB軽量:約70Mbps
Full HD(59.94p/50.00p)/IPB標準:約60Mbps、IPB軽量:約35Mbps
Full HD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約30Mbps、IPB軽量:約12Mbps
タイムラプス動画/ALL-I/4K UHD:約470Mbps、Full HD:約90Mbps
[HDR PQ:ON]
4K UHD(29.97/25.00/23.98p):IPB標準:約170Mbps、IPB軽量:約85Mbps
4K UHD Crop(59.94p/50.00p)/IPB標準:約340Mbps、IPB軽量:約170Mbps
Full HD(119.88p/100.00p)/IPB標準:約180Mbps、IPB軽量:約100Mbps
Full HD(59.94p/50.00p)/IPB標準:約90Mbps、IPB軽量:約50Mbps
Full HD(29.97p/25.00p/23.98p)/IPB標準:約45Mbps、IPB軽量:約28Mbps
タイムラプス動画/ALL-I/4K UHD:約470Mbps、Full HD:約135Mbps
フォーカス方式デュアルピクセルCMOS AF II、動画サーボAFデュアルピクセルCMOS AF II、動画サーボAF
その他商品紹介で役立つ「レビュー用動画モード」
カスタム撮影モード
タッチREC
動画セルフタイマー
動画記録中の赤枠強調表示
フォーカスブリージング補正(フォーカス移動時の画角変化を抑えて自然な動画)
ダイジェスト動画を自動で作成するプラスムービーオート
クリエイティブフィルター動画
タッチREC
動画セルフタイマー
ノイズ低減用マイク内蔵
動画撮影機能の比較表

両機種ともに4K動画を撮影できますが、EOS R10はEOS R50よりなめらかな映像が撮れる4K 60pクロップ動画に対応しています。

EOS R50は便利な機能が増えて撮影しやすくなっています。

レンズマウントと対応レンズの比較

レンズの種類と対応レンズを比較しました。

結論:両者とも同じレンズを装着できる。

EOS R50EOS R10
レンズマウントRFマウントRFマウント
対応レンズRF-Sレンズ
RFレンズ
RF-Sレンズ
RFレンズ
レンズマウントと対応レンズの比較表

EOS R50とEOS R10のマウント(レンズを装着する台座部分)は、同じRFマウントです。

RF-SレンズとRFレンズに対応しています。

以下に紹介するマウントアダプターを使えばEOS R50とEOS R10でEFレンズ(一眼レフEOSシリーズ用)も装着できますよ。

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外部機能・性能の比較

Canon EOS R50とEOS R10の外部機能・性能の比較
出典:キヤノン

外部機能・性能の比較を以下の5つの項目にわけて解説します。

液晶モニターの比較

液晶モニターのサイズや仕様などを比較しました。

結論:液晶モニターの画質や視野角はEOS R50の方が良い。

EOS R50EOS R10
形式TFT式カラー液晶モニターTFT式カラー液晶モニター
画面サイズ/ドット数ワイド3.0型(3:2)/約162万ドットワイド3.0型(3:2)/約104万ドット
調整機能モニターの明るさ(7段階)モニターの明るさ(7段階)
視野角上下/左右ともに約170°上下/左右ともに約150°
角度調整バリアングル式 開き角:約0~175°、
回転角:(手前側)約0~90°(奥側)約0~180°
バリアングル式 開き角:約0~175°、
回転角:(手前側)約0~90°(奥側)約0~180°
タッチパネル静電容量方式
ダブルタップ操作でのメニュー拡大表示
静電容量方式
ダブルタップ操作でのメニュー拡大表示
画像表示形式1枚表示(情報表示なし)、1枚表示(簡易情報)、1枚表示(撮影情報表示:詳細情報、レンズ/ヒストグラム情報、ホワイトバランス情報、ピクチャースタイル情報、色空間/ノイズ低減情報、レンズ光学補正情報、画像送信履歴情報、GPS情報)、インデックス表示(4枚/9枚/36枚/100枚)
※撮影情報表示の表示内容を任意設定可能
1枚表示(情報表示なし)、1枚表示(簡易情報)、1枚表示(撮影情報表示:詳細情報、レンズ/ヒストグラム情報、ホワイトバランス情報、ピクチャースタイル情報、色空間/ノイズ低減情報、レンズ光学補正情報、画像送信履歴情報、GPS情報)、インデックス表示(4枚/9枚/36枚/100枚)
※撮影情報表示の表示内容を任意設定可能
表示言語日本語、英語日本語、英語
液晶モニターの比較表

液晶モニターの大きさや角度調整などは同じですが、EOS R50のほうが画質と視野角がやや良くなっています。

バッテリー容量と使用可能時間の比較

バッテリー容量や使用可能時間を比較しました。

結論:バッテリーは共通。静止画はEOS R50のほうが多く、動画はEOS R10のほうが長く撮影できる。

EOS R50EOS R10
本体起動時間約0.4秒(CIPA基準に準拠)約0.4秒(CIPA基準に準拠)
使用電池バッテリーパックLP-E17、1個バッテリーパックLP-E17、1個
撮影可能枚数の目安ファインダー撮影:常温(+23℃)約320枚
モニター撮影:常温(+23℃)約440枚

フル充電のバッテリーパック LP-E17使用時[撮影画面表示設定:省電力優先]設定時(初期設定)
ファインダー[なめらかさ優先]設定時
約210枚(ファインダー撮影時)
約350枚(モニター撮影時)
ファインダー[省電力優先]設定時
約260枚(ファインダー撮影時)
約430枚(モニター撮影時)
常温(+23℃)、フル充電のバッテリーパック LP-E17使用、キヤノン試験基準SDカード使用時
動画撮影可能時間4K/IPB (標準) 29.97/25.00fps:常温(+23℃)約1時間00分
フルHD/IPB(標準)29.97/25.00fps :常温(+23℃)約2時間00分
フル充電のバッテリーパック LP-E17使用時

4K:常温(+23℃)約1時間5分
フル充電のバッテリーパック LP-E17使用時、[動画サーボAF:しない]設定時、IPB(標準)、29.97/25.00fps
バッテリー容量と使用可能時間の比較表

EOS R50とEOS R10のバッテリーは同じです。

しかし静止画はEOS R50のほうが多く撮影でき、動画はEOS R10のほうがわずかに長く撮影できます。

対応メモリーカードと要求カード性能の比較

写真や動画を保存するためには、メモリーカードが必須です。

対応メモリーカードと要求カード性能を比較しました。

結論:EOS R10のみ高速なUHS-IISDカードにも対応しているが、要求されるカード性能も高い。

EOS R50EOS R10
メモリーカードSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)SD/SDHC/SDXC(UHS-I、UHS-II対応
要求カード性能4K UHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(標準):UHSスピードクラス3以上
4K UHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(軽量):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(119.88/100.00)/IPB(標準):UHSスピードクラス3以上
フルHD(119.88/100.00)/IPB(軽量):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(59.94/50.00)/IPB(標準):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(59.94/50.00)/IPB(軽量):SDスピードクラス6以上(8bit)、SDスピードクラス10以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(標準):SDスピードクラス6以上
フルHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(軽量):SDスピードクラス4以上
フルHD(タイムラプス動画)/(29.97/25.00)/ALL-I:読み出し速度が30MB/秒以上のカード
4K UHD/4K UHDクロップ(59.94/50.00)/IPB(標準):UHSスピードクラス3以上(8bit)、ビデオスピードクラスV60以上(10bit/HDR PQ)
4K UHD/4K UHDクロップ(59.94/50.00)/IPB(軽量):UHSスピードクラス3以上
4K UHD/4K UHDクロップ(29.97/25.00/23.98)/IPB(標準):UHSスピードクラス3以上
4K UHD/4K UHDクロップ(29.97/25.00/23.98)/IPB(軽量):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(119.88/100.00)/IPB(標準):UHSスピードクラス3以上
フルHD(119.88/100.00)/IPB(軽量):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(59.94/50.00)/IPB(標準):SDスピードクラス10以上(8bit)、UHSスピードクラス3以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(59.94/50.00)/IPB(軽量):SDスピードクラス6以上(8bit)、SDスピードクラス10以上(10bit/HDR PQ)
フルHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(標準):SDスピードクラス6以上
フルHD(29.97/25.00/23.98)/IPB(軽量):SDスピードクラス4以上
4K UHD(タイムラプス動画)/(29.97/25.00)/ALL-I:読み出し速度が60MB/秒以上のカード
フルHD(タイムラプス動画)/(29.97/25.00)/ALL-I:読み出し速度が30MB/秒以上のカード
対応メモリーカードと要求カード性能の比較表

両者最大の違いは、EOR R10はUHS-I規格だけでなくより高速なUHS-II規格のSDカードにも対応していることです。

EOS R50はUHS-IIのSDカードに対応していません。

UHS-I、UHS-IIというのは転送速度の規格のひとつです。

  • UHS-I:最大転送速度104MB/S
  • UHS-II:最大転送速度312MB/S

UHS-IIのほうが圧倒的に速いのね。

りん
はまかぜ

連射機能の比較をみれば、その差は歴然だよ。

インターフェースの比較

インターフェースを比較しました。

結論:EOS R50、EOS R10ともに変わりなし。

EOS R50EOS R10
デジタル端子端子形状:USB Type-C
通信:Hi-Speed USB(USB 2.0)
用途:パソコン/スマホ通信用
USB充電/給電用
端子形状:USB Type-C
通信:Hi-Speed USB(USB 2.0)相当
用途:パソコン/スマホ通信用
USB充電/給電用
HDMI出力端子タイプD(マイクロ)
(解像度自動切り換え)
タイプD(マイクロ)
(解像度自動切り換え)
外部マイク入力端子Φ3.5mmステレオミニジャック対応Φ3.5mmステレオミニジャック対応
インターフェースの比較表

インターフェースは両者ともに同じです。

通信機能の比較

通信機能(Wifi、Bluetooth)を比較しました。

結論:EOS R50、EOS R10ともにほぼ変わりなし。

WifiEOS R50EOS R10
準拠規格IEEE 802.11b/g/n 相当IEEE 802.11b/g/n 相当
伝送方式DS-SS変調方式(IEEE 802.11b)
OFDM変調方式(IEEE 802.11g/n)
DS-SS変調方式(IEEE 802.11b)
OFDM変調方式(IEEE 802.11g/n)
送信周波数(中心周波数)周波数:2412~2462MHz、チャンネル:1~11ch周波数:2412~2462MHz、チャンネル:1~11ch
接続方法インフラストラクチャーモード、カメラアクセスポイントモード※Wi-Fi Protected Setup対応インフラストラクチャーモード、カメラアクセスポイントモード※Wi-Fi Protected Setup対応
セキュリティー認証方式:オープン、共有キー、WPA/WPA2/WPA3-Personal
暗号化:WEP、TKIP、AES
認証方式:オープン、共有キー、WPA/WPA2-PSK/WPA3-Personal
暗号化:WEP、TKIP、AES
Wifiの比較表
BluetoothEOS R50EOS R10
準拠規格Bluetooth Specification Version 4.2準拠
(Bluetooth low energy technology)
Bluetooth Specification Version 4.2準拠
(Bluetooth low energy technology)
伝送方式GFSK変調方式GFSK変調方式
接続機器スマートフォン、ワイヤレスリモートコントローラーBR-E1に対応スマートフォン、ワイヤレスリモートコントローラーBR-E1に対応
Bluetoothの比較表

カタログ上、Wifi認証方式はEOS R50がWPA2、EOS R10がWPA2-PSKという違いがあります。

しかし両者ともよりセキュリティの高いWPA3-Personalに対応しているので、WPA2とWPA2-PSKの違いは気にしなくてOKです。

価格・コストパフォーマンスの比較

Canon EOS R50とEOS R10の価格・コストパフォーマンスの比較
出典:キヤノン

価格・コストパフォーマンスの比較を以下の2つの項目にわけて解説します。

※各項目をクリックかタップするとくわしい内容に飛べます。

価格の比較

EOS R50とEOS R10の価格について、ボディとレンズキットにわけて比較します。

ボディのみ

楽天市場では約10,000円の差でEOS R50のほうが安いです。

RF-S18-45 IS STMレンズキット

楽天市場では約18,000円の差でEOS R50のほうが安いです。

EOS R50 ダブルズームキット

RF-S18-45 IS STMレンズとRF-S55-210 IS STMレンズがセットになった商品です。

EOS R10にはダブルズームキットのラインアップはありません。

EOS R10 RF-S18-150 IS STMレンズキット

EOS R10のみのレンズキットです。

EOS R50にはこのラインアップはなく別途購入が必要となります。

EOS R50のダブルズームキットについてくる望遠レンズのほうが、より遠くの被写体を大きくとらえられます。

EOS R50はエントリークラス、EOS R10はミドルクラスなので、EOS R10のほうが価格設定は高いです。

しかしEOS R10は発売から7か月以上が経過して安くなっており、価格差は縮まっています。

コストパフォーマンスの比較

機能や性能のバランスから見たコストパフォーマンスの比較です。

ポートレートや風景写真などをメインで撮るなら、EOS R50でも十分です。

EOS R50のほうがコストパフォーマンスが高いと言えます。

いっぽうで運動会の写真や動物を撮影するなら、EOS R10のほうがはるかに高性能。

EOS R50の値段に1~数万円上乗せするだけなので、圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。

はまかぜ

あなた自身の使い方や撮影目的に合わせてえらびましょう。

Canon EOS R50とEOS R10それぞれがおすすめな人

Canon EOS R50とEOS R10それぞれがおすすめな人
出典:キヤノン

EOS R50はエントリークラス、EOS R10はミドルクラスのミラーレスカメラです。

当然EOS R10のほうが高性能・高機能ですが、EOS R50にはEOS R10にはない良さがあります。

それぞれどんな人におすすめなのかをまとめました。

Canon EOS R50がおすすめな人

Canon EOS R50がおすすめな人は以下のとおりです。

  • ミラーレスカメラ初心者
  • コストをおさえつつ最新機種を使いたい
  • 小さくて軽い、気軽に持ち運べるカメラがほしい
  • ポートレートや風景写真などをメインで撮る

EOS R50は携帯性バツグンな点がうれしいわ。

りん
はまかぜ

どれほどカメラの性能がよくても、取り回しが悪いと使わなくなるからね。

とにかくコストをおさえたいあなたには、EOS kiss M2もおすすめですよ。

Canon EOS R10がおすすめな人

Canon EOS R10は次のような人におすすめです。

  • すでにエントリークラスのカメラを持っている
  • 高機能・高性能なカメラなら値段は気にしない
  • 多少大きく重くて取り回しが悪くてもよい
  • 子どもや愛するペットの決定的瞬間を見逃さずベストショットを撮りたい

EOS R10はミドルクラスなのよね。

りん
はまかぜ

高い連射性能を求めるならEOS R10が断然おすすめだよ。

Canon EOS R50とEOS R10の徹底比較まとめ

Canon EOS R50とEOS R10の徹底比較まとめ
出典:キヤノン

最後にまとめです。

外観・デザインの比較

EOS R50とEOS R10はどちらもやや丸みを帯びたデザインで、EOS R50のみホワイト色もあります。

EOS R50はEOS R10より小型・軽量化されており、取り回しが非常によいです。

※各項目をクリックかタップするとくわしい内容に飛べます。

撮影機能の比較

EOS R10はミドルクラスモデルらしく、早いシャッター速度や高速連写、なめらかな動画撮影といった機能がきわ立ちます。

その他の機能においては、EOS R50はEOS R10に負けない性能を持っています。

外部機能・性能の比較

EOS R50は液晶モニターが見やすく進化しました。

EOS R10のみ高速なUHS-II規格のSDカードにも対応しています。

価格・コストパフォーマンスの比較

EOS R50は2023年3月17日に発売予定。

EOS R10は発売から7か月以上が経過しており、安くなってきました。

静止画メインならEOS R50のコスパが良いですが、より高精細な静止画や動画をストレスなく撮影したいならEOS R10がおすすめです。

※各項目をクリックかタップするとくわしい内容に飛べます。

EOS R50、EOS R10それぞれがおすすめな人は以下のとおりです。

EOS R50がおすすめな人

  • ミラーレスカメラ初心者
  • コストをおさえつつ最新機種を使いたい
  • 小さくて軽い、気軽に持ち運べるカメラがほしい
  • ポートレートや風景写真などをメインで撮る

EOS R10がおすすめな人

  • すでにエントリークラスのカメラを持っている
  • 高機能・高性能なカメラなら値段は気にしない
  • 多少大きく重くて取り回しが悪くてもよい
  • 子どもや愛するペットの決定的瞬間を見逃さずベストショットを撮りたい

あなたの好みや目的に応じてカメラを選びましょう。

最新機種EOS R50の魅力については以下の記事をご覧ください。

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