キヤノンのEOS R50は2023年3月17日に発売されたエントリーモデルのミラーレスカメラです。
実はカメラって、一緒に買っておくと便利なアクセサリーがあることをご存知ですか?
何も知らずにカメラだけ買うと、最悪カメラライフが台なしになってしまいます。
そこで今回はミラーレスカメラ歴7年の筆者が、初心者向けにEOS R50を買うとき一緒に揃えたいアクセサリー6つを厳選紹介します。
この記事を読めば、あなたのカメラライフがもっと楽しくなりますよ。
どれも必須級のアイテムね。
EOS R50ってどんなカメラ?と気になる人は、以下の記事もご覧ください。
EOS R50に必要なアクセサリー(1) : SDカード
EOS R50に必要なアクセサリー1つ目は、SDカードです。
SDカードがないと大切な写真や動画を保存できません。
SDカードに必要な容量と転送速度は?
静止画の場合
EOS R50の場合、SDカードに記録可能な枚数は以下のとおりです。
撮影可能枚数は、キヤノン試験基準32GB SDカード使用時の枚数。
ファイル形式 | 最高記録画質 | 最大ファイルサイズ | 最低撮影可能枚数 |
---|---|---|---|
JPEG | Lサイズ(高画質) | 約8.7MB | 約3,510枚 |
HEIF | Lサイズ(高画質) | 約9.1MB | 約3,360枚 |
RAW | RAW | 約27.0MB | 約1,140枚 |
RAW+JPEG | RAW+Lサイズ(高画質) | 約27.0+8.7MB | 約860枚 |
RAW+HEIF | RAW+Lサイズ(高画質) | 約29.9+9.1MB | 約780枚 |
HEIF:High Efficiency Image Fileの略で、高画質かつファイルサイズの小さな形式。
RAW:撮影したままの非圧縮かつ未加工のデータ形式。
よって静止画を撮る際に必要なSDカード容量は
- 日常のスナップ写真、1泊2日程度の小旅行なら16GB
- 運動会での連写や2泊3日以上の長期旅行なら32GB以上
がよいと考えられます。
参考:【ミラーレスカメラ】EOS R50メモリーカードに記録可能な枚数(静止画)、総記録時間(動画)
動画の場合
SDカードに記録可能な総記録時間は以下のとおりです。
(HDR PQ:OFFの場合で、フレームレートが最大の場合のみ記載)
動画記録サイズ | カードごとの総記録時間 | 映像ビットレート | ファイルサイズ |
---|---|---|---|
4K UHD(標準圧縮) | 32GB:35分 128GB:2時間21分 512GB:9時間27分 | 約120Mbps | 約860MB/分 |
フルHD ハイフレームレート動画(標準圧縮) | 32GB:35分 128GB:2時間22分 512GB:9時間28分 | 約120Mbps | 約858MB/分 |
フルHD フルHDクロップ(標準圧縮) | 32GB:1時間10分 128GB:4時間43分 512GB:18時間52分 | 約60Mbps | 約431MB/分 |
フルHD タイムラプス動画 | 32GB:47分 128GB:3時間9分 512GB:12時間38分 | 約90Mbps | 約644MB/分 |
動画撮影での要求カード性能は以下のとおりです。
(フレームレートが最大の場合のみ記載)
動画記録サイズ | SDカード(8bit) | SDカード(10bit) |
---|---|---|
4K UHD(標準圧縮) | UHSスピードクラス3以上 | UHSスピードクラス3以上 |
フルHD ハイフレームレート動画(標準圧縮) | UHSスピードクラス3以上 | UHSスピードクラス3以上 |
フルHD タイムラプス動画 | 読み出し速度が30MB/秒以上 | 読み出し速度が30MB/秒以上 |
よって動画を撮る際に必要なSDカード容量およびカード性能は
- 128GB・UHSスピードクラス3以上
がよいと考えられます。
容量と速度のバランスを考え、使う用途に合わせて選びましょう。
SDカードのクラスや読み出し速度の見かたは以下の画像をご覧ください。
参考:【ミラーレスカメラ】EOS R50メモリーカードに記録可能な枚数(静止画)、総記録時間(動画)
EOS R50におすすめなSDカード3つ
筆者がおすすめするSDカードは以下の3つです。
Sandisc Extreme
日常のスナップ写真がメインならSandisc Extremeで十分です。
Sandisc Extreme Pro
動画撮影するならExtremeより高速なproがおすすめ!
Transend SDC500S
4K動画や連写を多用するなら、Transendもおすすめです。
EOS R50はUHS-II規格には対応していませんので注意しましょう。
EOS R50に必要なアクセサリー(2) : レンズ保護フィルター
EOS R50に必要なアクセサリー2つ目は、レンズ保護フィルターです。
レンズ保護フィルターの必要性
カメラのレンズは非常に高価です。
レンズが傷つくと、写真や動画の映りに影響が出てしまいます。
かならずレンズプロテクターを買って、大切なレンズを傷や汚れから守りましょう。
レンズ保護フィルターえらびの注意点
レンズ保護フィルターをえらぶ上で1つだけ注意点があります。
それは「レンズのフィルター径に合った保護フィルターをえらぶこと」です。
レンズによって装着できる保護フィルターの大きさは決まっています。
たとえば標準レンズキットについてくるRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMはフィルター径49mm。
よってレンズ保護フィルターも49mmのものをえらびましょう。
レンズのフィルター径はどうやって調べればいいの?
キヤノン公式サイトの各レンズの仕様に載ってるよ。
EOS R50におすすめのレンズ保護フィルター
EOS R50におすすめのレンズ保護フィルターをご紹介します。
安いものはやや厚みがあるので、少し高くても薄型のほうが目立ちにくいですよ。
RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM(標準レンズ:49mm)用
標準レンズキットとダブルズームキットについてくる標準レンズ用です。
筆者はハクバのSMC-PRO CF-SMCPRLG49を買いました。
>>ハクバSMC-PRO CF-SMCPRLG49の口コミはコチラ
3mmの薄さで目立たないのが嬉しいですね。
RF-S55-210mm F5-7.1 IS ST(ズームレンズ:55mm)用
ダブルズームキットについてくるズームレンズです。
筆者はハクバのSMC-PRO CF-SMCPRLG55を買いました。
>>ハクバSMC-PRO CF-SMCPRLG55の口コミはコチラ
3mmの薄さで目立たないのが嬉しいですね。
レンズ保護フィルターの必要性やハクバSMC-PROの詳細は以下の記事をご覧ください。
レンズ保護フィルターは不要?メリット・デメリットとハクバSMC-PROの魅力を解説!
EOS R50に必要なアクセサリー(3) : 液晶保護フィルム
EOS R50に必要なアクセサリー3つ目は、液晶保護フィルムです。
液晶保護フィルムの必要性
スマホを買ったら液晶保護フィルムを買いますよね?
傷や衝撃、皮脂汚れなどから大切な画面を守るためです。
ミラーレスカメラもスマホと同じ。
液晶画面をタッチして操作することが多いので、液晶保護フィルムを買うことを強くおすすめします。
液晶保護フィルムえらびの注意点
ミラーレスカメラの液晶画面は、機種によって大きさや形が違います。
かならずお使いのカメラに対応した液晶保護フィルムをえらびましょう。
スマホの液晶保護フィルムと同じですね。
EOS R50におすすめの液晶保護フィルム
EOS R50に対応しているおすすめの液晶保護フィルムをご紹介します。
筆者は液晶保護フィルムDGF3-CAER8を購入しました。
中には液晶保護フィルム、液晶クリーナー、説明書が入っています。
液晶保護フィルムの貼りかたはとってもカンタン。
まずは付属の液晶クリーナーで液晶画面をキレイにします。
続いて台紙シールを持ちながら液晶保護フィルムを半分はがし、
液晶画面へ慎重に貼り付けていきます。
向きを間違えないようにね。
ぴったりサイズで気泡が出ることなく貼れました。
EOS R50に必要なアクセサリー(4) : ブロアー
EOS R50に必要なアクセサリー4つ目は、ブロアー(ブロワー)です。
ブロアーはカメラのレンズなどについたホコリを吹き飛ばすシリコン製のお手入れ用品。
ブロアーの必要性
ミラーレスカメラの醍醐味は、レンズを交換してさまざまな写真を楽しめることです。
でも気をつけなければならないのが、レンズ交換時のホコリ。
ホコリを放置すると写真に映り込んでしまう可能性があります。
ブロアーがあれば、カメラ内部を傷つけることなくかんたんにホコリを除去することができますよ。
絶対に手でホコリを取ろうとしたり息を吹きかけたりしないように!
EOS R50におすすめのブロアー
EOS R50におすすめのブロアーをご紹介します。
筆者はハクバのKMC-87BKを購入しました。
ノズルの先端にブラシを装着可能で、ポンプからの送風とブラシの両機能でゴミを取り除くことができます。
同じくハクバのKMC-85BKもおすすめです。
持ち運びや収納に便利なミニサイズです。
EOS R50に必要なアクセサリー(5) : レンズペン
EOS R50に必要なアクセサリー5つ目は、レンズペンです。
レンズペンはカメラのレンズやフィルター、液晶画面などを掃除するペン状のお手入れ用品。
レンズペンの必要性
筆者はミラーレスカメラにレンズ保護フィルターをつけています。
しかし気をつけていても、ついついフィルター部分をさわって皮脂汚れがついてしまうんです。
そんなときに、パッと汚れを掃除できるのがレンズペン。
指紋や皮脂を残さず確実に吸収し、さらに静電気を除去してホコリをつきにくくしてくれます。
写真をキレイに撮るためにレンズペンは欠かせません。
レンズペンえらびの注意点
レンズペンにはたくさんの種類があります。
レンズフィルターを装着した場合はレンズフィルター用のレンズペンを使いましょう。
レンズフィルターを使わない場合は、レンズ用のレンズペンが最適です。
1本のレンズペンでレンズもフィルターも掃除できないの?
レンズペン フィルター用とレンズ用の違い。KMC-LP14Bはレンズにも使える?を見れば答えがわかるよ。
EOS R50におすすめのレンズペン
EOS R50におすすめのレンズペンをご紹介します。
レンズフィルター用
筆者はハクバのKMC-LP14Bを買いました。
ハクバのレンズペン KMC-LP14Bの使いかたやレンズ保護フィルターの掃除方法は、別の記事でわかりやすく解説しています。
関連記事
ハクバの公式動画もあわせてご覧ください。
レンズ用
レンズ保護フィルターをつけない場合は、KMC-LP12Bレンズ用を使いましょう。
レンズペンを使ったレンズの掃除方法はハクバの公式動画をご覧ください。
EOS R50に必要なアクセサリー(6) : 予備のバッテリー
EOS R50に必要なアクセサリー6つ目は、予備のバッテリーです。
EOS R50のバッテリーはどのくらい持つの?
EOS R50のバッテリー持ちを静止画と動画に分けてお示しします。
静止画
撮影方法 | 温度 | 撮影状況 | 撮影可能枚数 |
---|---|---|---|
ファインダー撮影 | 23℃ | ストロボ50%使用・なめらかさ優先 ストロボ50%使用・省電力優先 AE撮影・省電力優先 | 約230枚 約310枚 約320枚 |
モニター撮影 | 23℃ | ストロボ50%使用・なめらかさ優先 ストロボ50%使用・省電力優先 AE撮影・省電力優先 | 約370枚 約440枚 約450枚 |
新品・フル充電のLP-E17を使用。
撮影環境により、撮影可能枚数が大きく変動することがあります。
動画
使用条件 | 温度 | 撮影可能枚数 |
---|---|---|
バルブ撮影可能時間 | 23℃ | 約2時間50分 |
ライブビュー撮影可能時間(モニター使用時) | 23℃ | 約3時間 |
動画撮影可能時間(4K) 動画サーボAF:しない | 23°C 0℃ | 約1時間 約1時間 |
動画撮影可能時間(フルHD) 動画サーボAF:しない | 23°C 0℃ | 約2時間 約2時間 |
動画再生可能時間(通常再生:4K) | 23°C | 約3時間 |
IPBは標準、フレームレートは29.97fps/25.00fpsで測定。
思ったよりバッテリーの持ちが悪いのね。
だから予備のバッテリーを持っておいたほうがいいよ。
参考:【ミラーレスカメラ】EOS R50 バッテリーの持ち(静止画撮影可能枚数/動画撮影可能時間の目安)
互換バッテリーってどうなの?
純正のバッテリーって高いですよね。
少しでも費用をおさえたいなら、互換バッテリーを使う方法があります。
ただし以下の点に注意が必要です。
- 純正の充電器非対応なので、専用の充電器とセットで買う必要あり
- 安すぎるものはバッテリー持ちが悪いなど粗悪品の可能性あり
- 互換バッテリーが原因でカメラが故障してもカメラの保証対象外
カメラの話とは違いますが......。
以前プリンタのインク代を節約しようと、安価な互換インクカートリッジを購入したことがありました。
しかし利用しているうちに目詰まりを起こしてしまい、プリンタが故障。
当然保証の対象外です。
泣く泣くプリンタを買いかえて以来、インクは高くても純正品を使用しています。
カメラも同じことが言えます。
安心・安全を求めるなら、高くても純正バッテリーを購入しましょう。
EOS R50におすすめの予備バッテリー
EOS R50におすすめの予備バッテリーLP-E17をご紹介します。
バッテリーパックLP-E17(Canon純正)
純正品なので安心・安全ですね。
フル充電するのにどのくらいかかるの?
室温21℃で2時間ほどかかったよ。
EOS R50と一緒に買い揃えたいアクセサリー6選まとめ
ミラーレスカメラは高価なものです。
大切なカメラを長く使うためには、カメラの保護やお手入れ用品などが欠かせません。
筆者がおすすめする、EOS R50と一緒に買い揃えたいアクセサリーは以下の6つです。
SDカードを除けば、急いですべてそろえる必要はありません。
ゆっくりと買いましょう。
あなたのカメラライフが少しでも楽しくなれば幸いです。